病気や障がいがある赤ちゃん

プチプリュムでは、病気や障がいがある赤ちゃんのクラスを開催しています。

2014年9月に出産した娘に色々な病気が見つかりました。
鎖肛や口蓋裂です。他に難聴疑い、重複腎盂。
生まれた次の日に人工肛門を作ってもらいました。その後ストーマ生活1年間。
1ヶ月早産で低出生体重児でもあったので、2ヶ月NICUにいました。
退院のころから口蓋裂の手術までホッツ床を着けていました。

妊娠中からベビーマッサージに行きたい!
と思っていたので、NICUを退院するときに小児科の先生に、
「人工肛門ですが、ベビーマッサージをしてもいいですか?」と聞きました。
「お腹を動かすことはいいことなので、いいですよ。」とのこと。
ベビーマッサージ教室に行く気マンマンでした。
が、
あれ?ベビーマッサージって赤ちゃん裸⁉
人工肛門丸見えになるよ⁉ウンチ出ちゃったら、みんなの前でパウチ交換?
…行けない…
別に行かなくてもいいやぁ…
 
 
娘に病気があって、行きたかったベビーマッサージに行けず、子育てサロンにも行けなかった。(もちろん行こうと思えば行けた。ただ私に勇気がなかっただけ。)
行く場所が無かった…
そんなとき、漠然と、
病気や障がいのある子専門で、子育てサロンのようなところ、そのなかでベビーマッサージ教室ができたらいいな、と思うようになりました。

娘は大学病院に通院していますが、病院ってすごく気が楽なんです。
娘は人工肛門があって口蓋裂もあってホッツ床で口から糸がでてる。
病院には色々な子がいる。
補聴器の子、車椅子の子、胃ろうの子、小児がんの子、ダウン症候群の子…
娘もその中のひとり。

1歳過ぎて肛門造設術と人工肛門閉鎖術を受け、2ヶ月間小児外科病棟に入院しました。
その間に色々な子と同室になりましたが、
「うちはこんな感じなのー」
「○○ちゃんは何の手術するの?」
自然に話していました。ここでの2か月は私にとってとても大きかったです。
気楽に、楽しく過ごすことができました。
お友達もできましたし。
 
赤ちゃん訪問の保健師さんは、「子育てサロンへ行って」「お友達作って」と言っていたけれど、
とんでもない!
私に健常児のママとお友達になれと?
「鎖肛の子はなかなかいないと思うけど、口蓋裂の子はいないかなぁ?」
いるなら教えて!
 
病院では、同じ病気でなくても、お互い何か病気を持っているということで気が楽でした。
ずっと鎖肛のお友達が欲しかったけど、同じ病気でなくても良かったんです。
病気や障がいのある子を持つママにとって、
私にとっての小児外科病棟のような、気楽な場所を作りたいと思うようになりました。
 
 
娘が1才半のとき(ストーマが無くなってから、)資格取得のためベビーマッサージの先生のもとへ。
(同時に娘のベビマも始めました。)
 
私のベビーマッサージの先生に、私のやりたいことを話したら、
『それなら、子育てサロンでなくてもベビーマッサージの後のティータイムで充分』 と。
 
そうですね‼
子育てサロンでちょっと話すよりむしろ、ティータイムやランチタイムでじっくりお話したい!
 
それに、自宅で開業できる!
自営だから、娘の通院などあっても、働く時間は自由!
ということで、ベビーマッサージ教室をオープンしました。
 
ベビーマッサージの勉強をすればするほど、病児、障害児にこそベビーマッサージです!
ひとつひとつのマッサージに効果があって、赤ちゃんの心身の成長発達を促すというのですから。

初めて娘にベビーマッサージをしたとき、私は泣きそうでした。

娘、こんなに反応してくれるの?
こんなに楽しそうに!
こんなにうれしそうに!
毎日毎日、将来が不安でしたが、この先何があっても私この子とやっていけそう!って思えたんです。
私はベビーマッサージに救われました。
そう!ベビーマッサージは赤ちゃんはもちろん、ママにも効果があるんです。

娘にも、もっともっと早いうちからベビーマッサージをやらせたかった。
私自身も、もっともっと早いうちからベビーマッサージを体験したかった。
私のように後悔する人が減りますように…
 
 
そして、
当初は『病気や障害のある子やママの居場所を作りたい』という思いからベビーマッサージ教室をオープンしましたが、
今は、
『病気や障害のある子とママを笑顔にしたい』と思っています!


ベビーマッサージに行きたいけど、
断られないか不安…
健常児ママとお友達になれない…
などの理由であきらめている方!
プチプリュムに遊びに来ませんか?
まずは
プライベートレッスンでお待ちしています!

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